「医療格差」とは、地域や経済状況、社会的背景などによって「必要なときに必要な医療を受けられない」状態に生じる差異を指します。日本においても、以下のような深刻な医療格差が存在しています。
深刻な医療格差
medical disparity
1. 地域格差
- 地域ごとに医師数や医療機関の密度、医療費に大きな差があります。たとえば、人口10万人あたりの医師数は徳島・京都・高知・東京など都市部で多い一方、埼玉・茨城・新潟・福島などでは約1.5倍の開きがあり、医療資源が偏在しています。
- 過疎地域や離島では、専門医や高度医療機器が不足し、患者は遠方の都市部病院まで移動せざるを得ないケースも多発しています。
- 地方と都市部の医療格差は今後さらに拡大する懸念があり、2025年問題でも大きな課題とされています。
2. 経済格差
- 経済的な理由で医療機関を受診できない、治療を継続できない人も存在します。全国保険医団体連合会の調査によると75歳以上で医療費窓口負担が2割の人のうち、16.8％が「過去半年以内に経済的理由で受診を控えたことがある」と回答。
- 年金引き下げや物価高騰も影響し「安心して医療を受けられない」「これ以上の負担は無理」といった声が多く寄せられています。
- 日本弁護士連合会も貧困などの経済的理由で医療を受けられない患者が増加していると指摘しています。
- 医療費の自己負担増加や保険制度の見直しによって低所得層や社会的弱者が必要な医療を受けにくくなるリスクも指摘されています。
3. 社会的背景格差
- ジェンダー・障がい・民族的背景などによっても医療格差が生じる場合があります。
- 医療機関での差別的対応が受診控えを招き、さらに健康格差を広げる要因となっています。
- 感染症患者やその家族、特定の地域出身者に対する差別的言動が、医療機関内で発生した場合、患者は「恥辱感」や「拒絶への恐怖」から受診を回避するとも考えられています。
- 新型コロナ禍では、医療従事者の家族が「菌を持ち込む」との理由で学童保育や職場から排除される事例が発生したことは記憶に新しいです。
すべては難しいのですが、「デメカル」がその解消にお役に立てる“格差”が、いくつかあります。
指先採血・郵送血液検査
デメカルができる“格差”解消
1. 地域格差の解消
- デメカルは「郵送血液検査」です。
- 医師数や医療機関が足りていない地域、過疎地域や離島であっても、採血～検査が可能です。ポストさえあれば。
2. 時間格差の解消
- デメカルは「ご自宅」で採血ができる血液検査です。採血時間は10分。
- 病院に行く時間がない方、お忙しい方でも10分あれば、ご自宅でお手すきの際に採血が可能です。
3. 静脈格差の解消
- デメカルは「指先」で採血ができる血液検査です。
- 静脈が細く採血が困難な方に対しても指先からの採血が可能です。
- 静脈の脆弱化や弾力性が低下し、採血困難な高齢者にも指先から。